三得利學藝獎
歷史
於1979年(昭和54年)創,對象為日本語執筆、日本國內出版的人文科學・社會科學的研究者,但得獎者的國籍和職業都不限,雖然多為研究機關和大學裡面的教員。正賞有一個楯,副賞則由200萬円現金。同一人物不能重複獲獎,也不能對逝去者進行追賞。
在1994年(平成6年),大塚英志以手塚治虫的戰後漫畫的性關係研究『戦後まんがの表現空間 記號的身體の呪縛』獲得社會・風俗部門獎。2002年(平成14年)切通理作以宮崎駿漫畫中的愛情論研究『宮崎駿の〈世界〉』在同部門獲獎。Template:要出典範囲
一方で、批判としては賞自體が持つ學際性ゆえか、受賞対象の書籍の専門性について疑問が投げられることがある。たとえば、2006年(平成18年)の竹內一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』などに関しては漫畫研究者から「受賞にふさわしいレベルの著作でない」などの批判が寄せられた[1][2]。
部門和評審委員
選考委員は2010年11月現在
- 粕谷一希(1979-90、政治経済→思想歴史)
- 京極純一(1979-81、政治経済)
- 熊谷尚夫(1979-86、政治経済)
- 高坂正堯(1979-81、政治経済)
- 永井陽之助(1979-90、政治経済)
- 森口親司(1979-84、政治経済)
- 上田篤(1979-90、藝術文學)
- 大岡信(1979-2006、藝術文學)
- 開高健(1979-89、藝術文學)
- 佐伯彰一(1979-92、藝術文學)
- 谷村晃(1979-96、藝術文學)
- 淺利慶太(1979-86、社會風俗)
- 木村尚三郎(1979-92、社會風俗→思想歴史)
- 桐島洋子(1979-2000、社會風俗)
- 小松左京(1979-90、社會風俗)
- 田中健五(1979-81、社會風俗)
- 辻靜雄(1979-92、社會風俗)
- 中埜肇(1980-97、思想歴史)
- 山崎正和(1980-81、思想歴史)
- 谷沢永一(1981-94、思想歴史)
- 佐藤誠三郎(1982-98、政治経済)
- 細谷千博(1982-90、政治経済)
- 日下公人(1982-90、社會風俗)
- 山本七平(1982-98、思想歴史)
- 中谷巖(1985-2000、政治経済)
- 村上泰亮(1985-98、政治経済)
- 西部邁(1985-92、思想歴史)
- 青木昌彥(1987-94、政治経済)
- 濱口恵俊(1987-88、社會風俗)
- 向井敏(1989-2001、社會風俗→藝術文學)
- 守屋毅(1990、社會風俗)
- 青木保(1991-2006、社會風俗)
- 山內昌之(1991-98、思想歴史)
- 佐伯啓思(1993-2004、思想歴史)
- 野田宣雄(1993-2008、思想歴史)
- 香西泰(1995-2002、政治経済)
- 養老孟司(1991-2009、社會風俗)
全受賞者
政治・経済部門
1970年代
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
---|---|---|---|---|---|
1979年 | 大嶽秀夫 | 東北大學助教授 | 『現代日本の政治権力経済権力』 | 岐阜県 | 政治過程論 日本政治 |
小池和男 | 名古屋大學教授 | 『労働者の経営參加』を中心として | 新潟県 | 労働経済學 | |
斎藤明 | 毎日新聞社政治部副部長 | 『転換期の安保』への寄與を中心として | 東京都 | ||
1980年代 | |||||
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
1980年 | 野口悠紀雄 | 一橋大學助教授 | 『財政危機の構造』を中心として | 東京都 | 日本経済論 ファイナンス理論 |
香西泰 | 経済企畫庁経済研究所 総括主任研究官 |
『日本経済展望』への寄與を中心として | 兵庫県 | 日本経済 | |
1981年 | 中嶋嶺雄 | 東京外國語大學教授 | 『北京烈烈』 | 長野県 | 現代中國政治 |
村松岐夫 | 京都大學教授 | 『戦後日本の官僚制』 | 靜岡県 | 行政學 地方自治論 | |
安場保吉 | 大阪大學教授 | 『経済成長論』 | 東京都 | 経済発展論 比較経済史 | |
1982年 | 豬口孝 | 東京大學助教授 | 『國際政治経済の構図』 | 新潟県 | 政治學 國際関係論 |
長尾龍一 | 東京大學教授 | 『日本國家思想史研究』 | 東京都 | 法哲學 政治思想史 憲法思想史 | |
1983年 | 石弘光 | 一橋大學教授 | 『財政改革の論理』 | 東京都 | 財政學 |
植田和男 | 大阪大學助教授 | 『國際マクロ経済學と日本経済』 | 東京都 | マクロ経済學 金融論 國際金融論 | |
1984年 | 竹中平蔵 | 大蔵省財政金融研究室 主任研究官 |
『研究開発と設備投資の経済學』 | 和歌山県 | 國際経済學 |
吉川洋 | 大阪大學助教授 | 『マクロ経済學研究』 | 東京都 | マクロ経済學 | |
1985年 | 青木昌彥 | 京都大學教授 | 『現代の企業』 | 愛知県 | 比較制度分析 |
五百籏頭真 | 神戸大學教授 | 『米國の日本占領政策』 | 兵庫県 | 日本政治外交史 政策過程論 日米関係論 | |
1986年 | 斎藤修 | 一橋大學助教授 | 『プロト工業化の時代』 | 埼玉県 | 比較経済史 歴史人口學 |
1987年 | 豬木武徳 | 大阪大學教授 | 『経済思想』 | 滋賀県 | 労働経済學 経済思想 経済史 |
北岡伸一 | 立教大學教授 | 『清沢洌』 | 奈良県 | 日本政治史 | |
1988年 | 大津定美 | 龍谷大學教授 | 『現代ソ連の労働市場』 | 北海道 | 経済政策 |
関場誓子 | ボストン総領事館領事 | 『超大國の回転木馬』 | 三重県 | 國際政治學 | |
1989年 | 島田晴雄 | 慶應義塾大學教授 | 『ヒューマンウェアの経済學』 | 東京都 | 労働経済學 日本経済論 経済政策 |
1990年代 | |||||
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
1990年 | 石井菜穂子 | 大蔵省主稅局 國際租稅課課長補佐 |
『政策協調の経済學』 | 東京都 | 國際マクロ経済學 |
J.M.ラムザイヤー | カリフォルニア大學ロサンゼルス校教授 | 『法と経済學』 | 宮崎県 | 日本法 法と経済學 | |
1991年 | 塩沢由典 | 大阪市立大學教授 | 『市場の秩序學』 | 長野県 | 理論経済學 |
1992年 | 白石隆 | コーネル大學准教授 | 『インドネシア 國家と政治』 | 愛媛県 | インドネシア政治 |
1993年 | 赤根谷達雄 | 筑波大學専任講師 | 『日本のガット加入問題』 | 秋田県 | 國際政治経済學 安全保障論 |
岩井克人 | 東京大學教授 | 『貨幣論』 | 東京都 | 不均衡動學 貨幣論 法人論 | |
岡崎哲二 | 東京大學助教授 | 『日本の工業化と鉄鋼産業』 | 東京都 | 日本経済史 | |
1994年 | 黒田明伸 | 名古屋大學助教授 | 『中華帝國の構造と世界経済』 | 北海道 | 東アジア経済史 |
真渕勝 | 大阪市立大學助教授 | 『大蔵省統制の政治経済學』 | 兵庫県 | 行政學 公共政策分析 | |
1995年 | 受賞者なし | ||||
1996年 | 杉原薫 | 大阪大學教授 | 『アジア間貿易の形成と構造』 | 京都府 | アジア経済史 |
田中明彥 | 東京大學助教授 | 『新しい「中世」』 | 埼玉県 | 國際政治學 | |
御廚貴 | 東京都立大學教授 | 『政策の総合と権力』を中心として | 東京都 | 日本政治史 | |
1997年 | 関満博 | 専修大學助教授 | 『空洞化を超えて』を中心として | 富山県 | 産業論 中小企業論 地域経済論 |
若林正丈 | 東京大學教授 | 『蔣経國と李登輝』を中心として | 長野県 | 台灣現代史 台灣現代政治 | |
1998年 | ポール・シェアード | ベアリング投信(株) ストラテジスト |
『メインバンク資本主義の危機』 | 豪州 | 日本経済 |
高尾義一 | 野村総合研究所研究理事 | 『金融デフレ』を中心として | 大阪府 | 日本の金融システム | |
1999年 | 村田晃嗣 | 広島大學助教授 | 『大統領の挫折』 | 兵庫県 | アメリカ外交 |
2000年代 | |||||
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
2000年 | 坂元一哉 | 大阪大學教授 | 『日米同盟の絆』 | 福岡県 | 日米関係史 |
2001年 | 大野健一 | 政策研究大學院大學教授 | 『途上國のグローバリゼーション』 を中心として |
兵庫県 | 開発経済學 途上國経済論 |
田所昌幸 | 防衛大學校教授 | 『「アメリカ」を超えたドル』 | 大阪府 | 國際政治學 | |
2002年 | 玄田有史 | 東京大學助教授 | 『仕事のなかの曖昧な不安』 | 島根県 | 労働経済學 |
細谷雄一 | 敬愛大學専任講師 | 『戦後國際秩序とイギリス外交』 | 千葉県 | 國際政治史 イギリス外交史 | |
2003年 | 木村幹 | 神戸大學助教授 | 『韓國における「権威主義的」體制の成立』 | 大阪府 | 比較政治學 朝鮮半島地域研究 |
津上俊哉 | 獨法経済産業研究所 上席研究員 |
『中國台頭』 | 愛媛県 | 中國地域研究 | |
牧原出 | 東北大學大學院助教授 | 『內閣政治と「大蔵省支配」』 | 愛知県 | 行政學 日本政治史 | |
2004年 | 川島真 | 北海道大學助教授 | 『中國近代外交の形成』 | 東京都 | アジア政治外交史 |
國分良成 | 慶應義塾大學教授 | 『現代中國の政治と官僚制』を中心として | 東京都 | 現代中國政治 | |
2005年 | 岡本隆司 | 京都府立大學助教授 | 『屬國と自主のあいだ』 | 京都府 | 中國近代史 東アジア國際関係史 |
大竹文雄 | 大阪大學教授 | 『日本の不平等』 | 京都府 | 労働経済學 | |
宮城大蔵 | 北海道大學専任講師 | 『戦後アジア秩序の模索と日本』 | 東京都 | アジア政治史 | |
2006年 | 黒崎輝 | 立教大學兼任講師 | 『核兵器と日米関係』 | 新潟県 | 國際政治學 國際政治史 |
神門善久 | 明治學院大學教授 | 『日本の食と農』 | 島根県 | 経済政策 | |
2007年 | 飯尾潤 | 政策研究大學院大學教授 | 『日本の統治構造』 | 兵庫県 | 現代日本政治理論 |
土居丈朗 | 慶應義塾大學准教授 | 『地方債改革の経済學』 | 奈良県 | 財政學 公共経済學 | |
2008年 | 堂目卓生 | 大阪大學教授 | 『アダム・スミス』 | 岐阜県 | 経済思想史 |
松田宏一郎 | 立教大學教授 | 『江戸の知識から明治の政治へ』 | 広島県 | 日本政治思想史 | |
2009年 | 武內進一 | 國際協力機構JICA研究所 上席研究員 |
『現代アフリカの紛爭と國家』 | 兵庫県 | アフリカ政治 地域紛爭 平和構築論 |
2010年代 | |||||
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
2010年 | 倉田徹 | 金澤大學准教授 | 『中國返還後の香港』 | 神奈川縣 | 現代中國政治 |
瀧井一博 | 國際日本文化研究中心 准教授 |
『伊藤博文』 | 福岡県 | 國制史、比較法史 | |
2011年 | 井上正也 | 香川大學准教授 | 『日中國交正常化の政治史』 | 大阪府 | 日本外交史 國際関係論 |
古川隆久 | 日本大學教授 | 『昭和天皇』 | 東京都 | 日本近代史 | |
2012年 | 井口治夫 | 名古屋大學教授 | 『鮎川義介と経済的國際主義』 | 菲律賓 | 國際関係論 政治學 |
鈴木一人 | 北海道大學准教授 | 『宇宙開発と國際政治』 | 長野県 | 國際政治學 | |
待鳥聡史 | 京都大學教授 | 『首相政治の制度分析』 | 福岡県 | アメリカ政治 | |
2013年 | 砂原庸介 | 大阪大學准教授 | 『大阪―大都市は國家を超えるか』 | 大阪府 | 政治學 |
中島琢磨 | 龍谷大學准教授 | 『沖縄返還と日米安保體制』 | 長崎県 | 政治學 日本政治外交史 | |
2014年 | 大西裕 | 神戸大學教授 | 『先進國・韓國の憂鬱――少子高齢化、経済格差、グローバル化』 | 兵庫県 | 行政學 韓國政治 |
中澤渉 | 大阪大學准教授 | 『なぜ日本の公教育費は少ないのか――教育の公的役割を問いなおす』 | 埼玉県 | 教育社會學 社會階層論 | |
2015年 | 前田健太郎 | 東京大學准教授 | 『市民を雇わない國家』 | 東京都 | 政治學 |
2016年 | 鹽出浩之 | 琉球大學教授 | 『越境者の政治史』 | 広島県 | 日本近代史 日本政治外交史 |
白鳥潤一郎 | 北海道大學研究員 | 『「経済大國」日本の外交』 | 靜岡県 | 國際政治學 |
芸術・文學部門
1970年代
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
---|---|---|---|---|---|
1979年 | 磯田光一 | 文芸評論家 | 『永井荷風』 | 神奈川県 | 文芸評論 |
酒井忠康 | 鎌倉近代美術館學芸員 | 『開化の浮世絵師 清親』を中心として | 北海道 | 美術史 | |
長谷川堯 | 武蔵野美術大學助教授 | 『建築有情』を中心として | 島根県 | 建築史 | |
1980年代 | |||||
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
1980年 | 小泉文夫 | 東京芸術大學教授 | 『民族音楽研究ノート』を中心として | 東京都 | 民族音楽 |
谷沢永一 | 關西大學教授 | 『完本 紙つぶて』を中心として | 大阪府 | 文芸評論 | |
若桑みどり | 東京芸術大學助教授 | 『寓意と象徴の女性像』を中心として | 兵庫県 | 西洋美術史 ジェンダー論 | |
1981年 | 中野三敏 | 九州大學助教授 | 『戲作研究』 | 福岡県 | 近世文學 |
芳賀徹 | 東京大學教授 | 『平賀源內』 | 山形県 | 比較文學 | |
1982年 | 海老沢敏 | 國立音楽大學學長 | 『ルソーと音楽』を中心として | 東京府 | 音楽學 |
辻佐保子 | 名古屋大學教授 | 『古典世界からキリスト教世界へ』 | 愛知県 | 美術史 | |
樋口忠彥 | 山梨大學助教授 | 『日本の景観』 | 埼玉県 | 景観工學 | |
1983年 | 郷原宏 | 詩人、読売新聞社記者 | 『詩人の妻 高村智恵子ノート』 | 島根県 | 文芸評論 |
小林忠 | 東京國立博物館絵畫室員 | 『江戸絵畫史論』 | 東京都 | 日本美術史 | |
佐々木健一 | 東京大學助教授 | 『せりふの構造』 | 東京都 | 美學史 | |
1984年 | 田中日佐夫 | 成城大學教授 | 『日本畫 繚亂の季節』 | 岡山県 | 日本美術史 |
三浦雅士 | 評論家 | 『メランコリーの水脈』を中心として | 青森県 | 舞踏研究 | |
吉田敦彥 | 學習院大學教授 | 『ギリシァ文化の深層』を中心として | 東京都 | 神話學 | |
1985年 | 大笹吉雄 | 演劇評論家 | 『日本現代演劇史』 | 大阪府 | 演劇評論 |
玉泉八州男 | 東京工業大學教授 | 『女王陛下の興行師たち』 | 新潟県 | 英文學 | |
船山隆 | 東京芸術大學教授 | 『ストラヴィンスキー』 | 福島県 | 音楽學 | |
1986年 | 阿満利麿 | NHKチーフディレクター | 『宗教の深層』 | 京都府 | 宗教學 日本思想史 |
井上章一 | 京都大學助手 | 『つくられた桂離宮神話』を中心として | 京都府 | 建築史 | |
守屋毅 | 國立民族學博物館助教授 | 『近世芸能興行史の研究』 | 京都府 | 日本文化史 | |
1987年 | 伊藤俊治 | 美術評論家 | 『ジオラマ論』 | 秋田県 | 美術史 寫真史 |
井上和雄 | 神戸商船大學教授 | 『モーツァルト心の軌跡』 | 北海道 | 経済學 音楽評論 | |
宮岡伯人 | 北海道大學教授 | 『エスキモー』を中心として | 兵庫県 | 言語學 | |
1988年 | 佐々木幹郎 | 詩人 | 『中原中也』 | 奈良県 | 音楽文芸 |
原広司 | 東京大學教授 | 『空間〈機能から様相へ〉』 | 神奈川県 | 建築學 | |
松木寛 | 東京都美術館學芸員 | 『蔦屋重三郎』 | 宮城県 | 江戸芸術 | |
1989年 | 森洋子 | 明治大學教授 | 『ブリューゲルの「子供の遊戱」』 | 新潟県 | 西洋美術 |
渡辺裕 | 玉川大學専任講師 | 『聴衆の誕生』 | 千葉県 | 音楽美學 | |
1990年代 | |||||
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
1990年 | 北澤憲昭 | 美術評論家 | 『眼の神殿』 | 東京都 | 日本近代美術史 |
鈴木博之 | 東京大學教授 | 『東京の「地霊(ゲニウス・ロキ)」』を中心として | 東京都 | 建築史 | |
長谷川櫂 | 俳人 | 『俳句の宇宙』 | 熊本県 | 俳句 | |
1991年 | 鹿島茂 | 共立女子大學助教授 | 『馬車が買いたい!』 | 神奈川県 | フランス文學 |
五味文彥 | 東京大學助教授 | 『中世のことばと絵』を中心として | 山梨県 | 日本中世史 | |
西垣通 | 明治大學教授 | 『デジタル・ナルシス』 | 東京都 | 情報學 | |
1992年 | 川本皓嗣 | 東京大學教授 | 『日本詩歌の伝統』 | 大阪府 | 比較文學 |
中川真 | 京都市立芸術大學助教授 | 『平安京 音の宇宙』 | 奈良県 | 音楽學 | |
1993年 | 木下直之 | 兵庫県立近代美術館學芸員 | 『美術という見世物』 | 靜岡県 | 博物館學 |
杉田英明 | 東京大學助教授 | 『事物の聲 絵畫の詩』 | 東京都 | 中東文化 | |
馬渕明子 | 日本女子大學助教授 | 『美のヤヌス』 | 神奈川県 | 美術史 | |
1994年 | 今橋映子 | 筑波大學専任講師 | 『異都憧憬 日本人のパリ』 | 東京都 | 比較文化學 |
玉蟲敏子 | 靜嘉堂文庫美術館主任學芸員 | 『酒井抱一筆 夏秋草図屏風』 | 東京都 | 美術史 | |
尹相仁 | 漢陽大學校文科大學助教授 | 『世紀末と漱石』 | 韓國 | 日本文學 | |
1995年 | 今橋理子 | 東海大學専任講師 | 『江戸の花鳥畫』 | 東京都 | 美術史 |
川崎賢子 | 文芸・演劇評論家 | 『彼等の昭和』 | 宮城県 | 文芸・演劇評論 | |
張競 | 東北芸術工科大學助教授 | 『近代中國と「戀愛」の発見』 | 中國 | 日中比較文化論 | |
1996年 | 飯沢耕太郎 | 寫真評論家 | 『寫真美術館へようこそ』 | 宮城県 | 寫真評論 |
兵藤裕己 | 成城大學教授 | 『太平記〈よみ〉の可能性』 | 愛知県 | 日本中世文學 芸能研究 | |
1997年 | イ・ヨンスク | 一橋大學助教授 | 『「國語」という思想』 | 韓國 | 社會言語學 |
稲賀繁美 | 國際日本文化研究センター助教授 | 『絵畫の黃昏』 | 広島県 | 美術研究 | |
仁平勝 | 俳人・評論家 | 『俳句が文學になるとき』を中心として | 東京都 | 俳句・文芸評論 | |
1998年 | 岩佐壯四郎 | 関東學院女子短期大學教授 | 『抱月のベル・エポック』 | 島根県 | 日本近代文學 |
佐伯順子 | 帝塚山學院大學助教授 | 『「色」と「愛」の比較文化史 』 | 東京都 | 比較文化學 | |
高橋裕子 | 學習院大學教授 | 『イギリス美術』 | 東京都 | 西洋美術 | |
1999年 | 榎本泰子 | 同志社大學専任講師 | 『楽人の都・上海』 | 東京都 | 日中比較音楽學 |
佐藤道信 | 東京芸術大學助教授 | 『明治國家と近代美術』 | 秋田県 | 美術史 | |
永渕康之 | 名古屋工業大學助教授 | 『バリ島』 | 兵庫県 | 文化人類學 民俗學 | |
2000年代 | |||||
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
2000年 | 蒲池美鶴 | 京都大學助教授 | 『シェイクスピアのアナモルフォーズ』 | 愛媛県 | 英文學 |
成恵卿 | ソウル女子大學校副教授 | 『西洋の夢幻能』 | 韓國 | 比較文學 | |
吉田憲司 | 國立民族學博物館教授 | 『文化の「発見」』 | 京都府 | 文化人類學 | |
2001年 | 岡田暁生 | 神戸大學助教授 | 『オペラの運命』 | 京都府 | 音楽學 |
河合祥一郎 | 東京大學助教授 | 『ハムレットは太っていた!』 | 福井県 | シェイクスピア | |
田中優子 | 法政大學教授 | 『江戸百夢』 | 神奈川県 | 江戸文化 | |
2002年 | 加藤徹 | 広島大學助教授 | 『京劇』 | 東京都 | 中國文學 |
小谷野敦 | 東京大學非常勤講師 明治大學兼任講師 |
『聖母のいない國』 | 茨城県 | 比較文學 | |
沼野充義 | 東京大學助教授 | 『徹夜の塊 亡命文學論』 | 東京都 | スラヴ文學 | |
2003年 | 飯島洋一 | 建築評論家 多摩美術大學教授 |
『現代建築・アウシュヴィッツ以後』 を中心として |
東京都 | 建築評論 |
宮崎法子 | 実踐女子大學教授 | 『花鳥・山水畫を読み解く』 | 千葉県 | 中國絵畫史 | |
2004年 | 田中貴子 | 京都精華大學人文學部助教授 | 『あやかし考—不思議の中世へ』を中心として | 京都府 | 國文學 |
原研哉 | グラフィックデザイナー 武蔵野美術大學教授 |
『デザインのデザイン』 | 岡山県 | デザイン學 | |
2005年 | 齋藤希史 | 東京大學助教授 | 『漢文脈の近代』 | 千葉県 | 漢文學 |
柴田元幸 | 東京大學教授 | 『アメリカン・ナルシス』 | 東京都 | アメリカ文學 | |
宮下規久朗 | 神戸大學助教授 | 『カラヴァッジョ-聖性とヴィジョン』 | 愛知県 | 美術史 | |
2006年 | 鈴木禎宏 | お茶の水女子大學助教授 | 『バーナード・リーチの生涯と芸術』 | 千葉県 | 比較文化史 |
竹內一郎 | 劇作家・演出家 | 『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』 | 福岡県 | 漫畫 | |
2007年 | 河本真理 | 京都造形芸術大學准教授 | 『切斷の時代』 | 東京都 | 美術史 |
三浦篤 | 東京大學教授 | 『近代芸術家の表象』 | 島根県 | 美術史 | |
山本淳子 | 京都學園大學准教授 | 『源氏物語の時代』 | 石川県 | 平安朝文學 | |
2008年 | 奧中康人 | 大阪大學大學院招聘研究員 | 『國家と音楽-伊澤修二がめざした日本近代』 | 奈良県 | 音楽學 |
林洋子 | 京都造形芸術大學准教授 | 『藤田嗣治 作品をひらく-旅・手仕事・日本』 | 京都府 | 美術史 | |
2009年 | 伊東信宏 | 大阪大學准教授 | 『中東歐音楽の迴路』 | 京都府 | 音楽學 |
藤原貞朗 | 茨城大學准教授 | 『オリエンタリストの憂鬱』 | 大阪府 | 美術史 | |
矢內賢二 | 日本芸術文化振興會職員 | 『明治キワモノ歌舞伎 空飛ぶ五代目菊五郎』 | 徳島県 | 歌舞伎 | |
2010年代 | |||||
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
2010年 | 石原あえか | 慶應義塾大學商學部教授 | 『科學する詩人 ゲーテ』 | 東京都 | ドイツ文學 |
北河大次郎 | 文化財保存修復研究國際センター プロジェクト・マネージャー |
『近代都市パリの誕生』 | 靜岡県 | 土木工學・景観 | |
古田亮 | 東京藝術大學准教授 | 『俵屋宗達-琳派の祖の真実』 | 東京都 | 日本美術史 | |
2011年 | 輪島裕介 | 大阪大學准教授 | 『創られた「日本の心」神話』 | 石川県 | 音楽學 |
大和田俊之 | 慶應義塾大學法學部准教授 | 『アメリカ音楽史』 | 神奈川県 | ポピュラー音楽 | |
2012年 | 堀まどか | 國際日本文化研究センター 機関研究員 |
『「二重國籍」詩人 野口米次郎』 | 山口県 | 比較文學 |
水野千依 | 京都造形芸術大學准教授 | 『イメージの地層』 | 大阪府 | ルネサンス美術 | |
2013年 | 阿部公彥 | 東京大學准教授 | 『文學を〈凝視する〉』 | 神奈川県 | 英米文學 |
岡田萬里子 | ミシガン大學日本研究センター 客員研究員 |
『京舞井上流の誕生』 | 演劇學 | ||
2014年 | 互盛央 | 講談社勤務 | 『言語起源論の系譜』 | 東京都 | 言語論 思想史 |
長門洋平 | 國際日本文化研究センター 機関研究員 |
『映畫音響論――溝口健二映畫を聴く』 | 長野県 | 音楽研究 映畫研究 | |
2015年 | 安藤禮二 | 多摩美術大學准教授 | 『折口信夫』 | 東京都 | 民俗學 |
大野裕之 | 劇作家 | 『チャップリンとヒトラー―メディアとイメージの世界大戦―』 | 大阪府 | 演劇論 | |
吉田寛 | 立命館大學教授 | 『絶対音楽の美學と分裂する〈ドイツ〉』 | 福島県 | 美學芸術學 | |
[016年 | 池上裕子 | 神戸大學准教授 | 『越境と覇権』 | 東京都 | アメリカ美術 |
沖本幸子 | 青山學院大學准教授 | 『亂舞の中世』 | 東京都 | 芸能史 表象文化論 | |
金沢百枝 | 東海大學教授 | 『ロマネスク美術革命』 | 東京都 | 西洋美術史 |
社會・風俗部門
1970年代
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
---|---|---|---|---|---|
1979年 | 藤原房子 | 日本経済新聞記者 | 『手の知恵―秘められた可能性』 | 福井県 | ジャーナリスト |
福田紀一 | 大阪・明星學園教諭 | 『おやじの國史とむすこの日本史』 | 大阪府 | 日本思想史 | |
日下公人 | 日本長期信用銀行參與 | 『新・文化産業論』 | 兵庫県 | 経済學 | |
1980年代 | |||||
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
1980年 | 立川昭二 | 北里大學教授 | 『歴史紀行 死の風景』 | 東京都 | 病理史 |
1981年 | 平川祐弘 | 東京大學教授 | 『小泉八雲』を中心として | 東京都 | 比較文學 |
金子務 | 中央公論社 『自然』編集部次長 |
『アインシュタイン・ショック』 | 埼玉県 | 科學史 | |
岡崎久彥 | 駐米日本國大使館公使 | 『國家と情報』 | 関東州 | 外交論 | |
1982年 | 本間千枝子 | 主婦 | 『アメリカの食卓』 | 東京都 | ノンフィクション |
浜口恵俊 | 大阪大學助教授 | 『間人主義の社會 日本』 | 和歌山県 | 社會學 | |
1983年 | 向井敏 | 批評家 | 『虹をつくる男たち』 | 大阪府 | 広告批評 |
船橋洋一 | 朝日新聞社記者 | 『內部—ある中國報告』 | 北京 | ジャーナリスト | |
1984年 | 西部邁 | 東京大學助教授 | 『生まじめな戱れ』を中心として | 北海道 | 社會経済學 |
天野郁夫 | 東京大學教授 | 『試験の社會史』 | 神奈川県 | 教育社會學 | |
1985年 | 陣內秀信 | 法政大學助教授 | 『東京の空間人類學』 | 福岡県 | イタリア建築・都市史 |
青木保 | 大阪大學教授 | 『儀禮の象徴性』 | 東京都 | 文化人類學 | |
1986年 | 堀內勝 | 中部大學教授 | 『ラクダの文化誌』 | 山梨県 | アラブ文學 |
藤森照信 | 東京大學助教授 | 『建築探偵の冒険・東京篇』 | 長野県 | 建築史 | |
大貫恵美子 | ウィスコンシン大學教授 | 『日本人の病気観』 | 兵庫県 | 文化人類學 | |
1987年 | 袴田茂樹 | 青山學院大學教授 | 『深層の社會主義』 | 広島県 | ロシア社會論 |
長島伸一 | 長野大學講師 | 『世紀末までの大英帝國』 | 神奈川県 | 19世紀英國史 | |
1988年 | 鳴海邦碩 | 大阪大學助教授 | 『アーバン・クライマクス』を中心として | 青森県 | 都市環境デザイン |
梶田孝道 | 津田塾大學助教授 | 『エスニシティと社會変動』 | 岐阜県 | 國際社會學 | |
1989年 | 養老孟司 | 東京大學教授 | 『からだの見方』 | 神奈川県 | 解剖學 |
原田信男 | 札幌大學女子短期大學部助教授 | 『江戸の料理史』 | 栃木県 | 生活文化史 | |
荒俁宏 | 作家・翻訳家 | 『世界大博物図鑑 第2巻 魚類』 | 東京都 | 博物學 | |
1990年代 | |||||
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
1990年 | 劉香織 | 東京大學博士課程 | 『斷髪—近代アジアの文化衝突』 | 兵庫県 | 比較文化 |
上垣外憲一 | 國際日本文化研究センター助教授 | 『雨森芳洲』 | 長野県 | 比較文學 | |
1991年 | 川本三郎 | 評論家 | 『大正幻影』 | 東京都 | 文芸評論 |
1992年 | 劉岸偉 | 札幌大學助教授 | 『東洋人の悲哀』 | 中國 | 比較文學 |
倉沢愛子 | 在インドネシア日本大使館 専門調査員 |
『日本占領下のジャワ農村の変容』 | 大阪府 | 東南アジア社會史 | |
1993年 | 松山巖 | 評論家 | 『うわさの遠近法』 | 東京都] | 小説家・文芸評論 |
1994年 | 大塚英志 | 評論家 | 『戦後まんがの表現空間』 | 東京都 | 漫畫批評 |
上野千鶴子 | 東京大學助教授 | 『近代家族の成立と終焉』 | 富山県 | 家族社會學 ジェンダー論 | |
1995年 | 武田雅哉 | 北海道大學助教授 | 『蒼頡たちの宴』 | 北海道 | 中國文學 |
奧本大三郎 | 埼玉大學教授 | 『楽しき熱帯』 | 大阪府 | フランス文學 | |
1996年 | 小熊英二 | 東京大學博士課程 | 『単一民族神話の起源』 | 東京都 | 歴史社會學 相関社會科學 |
安克昌 | 神戸大學助手 | 『心の傷を癒すということ』 | 大阪府 | 精神醫學 | |
1997年 | 港千尋 | 多摩美術大學助教授 | 『記憶』 | 神奈川県 | 寫真評論 |
西川恵 | 毎日新聞社ローマ支局長 | 『エリゼ宮の食卓』 | 長崎県 | フランス文化 | |
1998年 | 四方田犬彥 | 明治學院大學教授 | 『映畫史への招待』を中心として | 大阪府 | 比較文學・映畫史 |
原武史 | 山梨學院大學助教授 | 『「民都」大阪対「帝都」東京』 | 東京都 | 日本政治思想史 | |
1999年 | 結城英雄 | 法政大學教授 | 『「ユリシーズ」の謎を歩く』 | 群馬県 | イギリス文學 |
古田博司 | 筑波大學助教授 | 『東アジアの思想風景』を中心として | 神奈川県 | 東アジア政治學 韓國政治學 | |
2000年代 | |||||
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
2000年 | 武田徹 | ジャーナリスト・評論家 | 『流行人類學クロニクル』 | 東京都 | ジャーナリズム・社會學 |
勝見洋一 | 著述業 | 『中國料理の迷宮』 | 東京都 | 料理評論 | |
2001年 | 野崎歓 | 東京大學助教授 | 『ジャン・ルノワール 越境する映畫』を中心として | 新潟県 | フランス文學 |
春日直樹 | 大阪大學教授 | 『太平洋のラスプーチン』 | 東京都 | 経済人類學 | |
2002年 | 切通理作 | 文筆者 | 『宮崎駿の〈世界〉 | 東京都 | 文化批評 |
河東仁 | 立教大學助教授 | 『日本の夢信仰』 | 東京都 | 宗教學 | |
2003年 | 瀬川千秋 | 翻訳家・フリーランスライター | 『闘蟋(とうしつ)』 | 東京都 | 中國文化 |
佐藤卓己 | 國際日本文化研究センター助教授 | 『「キング」の時代』 | 広島県 | メディア論 | |
2004年 | 渡辺靖 | 慶應義塾大學環境情報學部助教授 | 『アフター・アメリカ—ボストニアンの軌跡と〈文化の政治學〉』 | 北海道 | 文化人類學 |
黒岩比佐子 | ノンフィクションライター | 『「食道楽」の人—村井弦斎』 | 東京都 | ノンフィクション | |
2005年 | 該當なし | ||||
2006年 | マイク・モラスキー | ミネソタ大學准教授 | 『戦後日本のジャズ文化—映畫・文學・アングラ』 | 米國 | 戦後日本文化史 |
2007年 | ヨコタ村上孝之 | 大阪大學准教授 | 『色男の研究』 | 比較文學 | |
福岡伸一 | 青山學院大學教授 | 『生物と無生物のあいだ』 | 東京都 | 分子生物學 | |
2008年 | 平松剛 | ノンフィクション作家 | 『磯崎新の「都庁」-戦後日本最大のコンペ』 | 建築史 | |
片山杜秀 | 慶應義塾大學准教授 | 『音盤考現學』 『音盤博物誌』 |
宮城県 | 政治思想史 音楽評論 | |
2009年 | 持田敘子 | 近代文學研究者 | 『荷風へ、ようこそ』 | 日本近代文學 | |
秋山聰 | 東京大學准教授 | 『聖遺物崇敬の心性史—西洋中世の聖性と造形』 | 長崎県 | 西洋美術史 | |
2010年代 | |||||
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
2010年 | 米田綱路 | 図書新聞スタッフライター | 『モスクワの孤獨 -「雪どけ」からプーチン時代のインテリゲンツィア』 |
奈良県 | ジャーナリスト |
2011年 | 小川さやか | 國立民族學博物館機関研究員 | 『都市を生きぬくための狡知 -タンザニアの零細商人マチンガの民族誌』 |
愛知県 | 文化人類學 |
2012年 | 渡辺一史 | ノンフィクション作家 | 『北の無人駅から』 | 大阪府 | ノンフィクション |
酒井隆史 | 大阪府立大學准教授 | 『通天閣 新・日本資本主義発達史』 | 社會思想史 | ||
2013年 | 青木深 | 一橋大學特任講師 | 『めぐりあうものたちの群像―戦後日本の米軍基地と音楽1945-1958』 | 文化人類學 ポピュラー音楽研究 | |
中西竜也 | 京都大學特定助教 | 『中華と対話するイスラーム―7-19世紀中國ムスリムの思想的営為』 | 東洋史學 | ||
2014年 | 小川和也 | 中京大學教授 | 『儒學殺人事件――堀田正俊と徳川綱吉』 | 群馬県 | 日本思想史 日本近世史 |
通崎睦美 | 木琴・マリンバ奏者 | 『木琴デイズ――平岡養一「天衣無縫の音楽人生」』 | 京都府 | 音楽 | |
2015年 | 滝澤克彥 | 長崎大學准教授 | 『越境する宗教 モンゴルの福音派』 | 広島県 | 宗教學 |
2016年 | 木村洋 | 熊本県立大學准教授 | 『文學熱の時代』 | 兵庫県 | 日本近代文學 |
思想・歴史部門
1980年代
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
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1980年 | 阿部謹也 | 一橋大學教授 | 『中世を旅する人びと』 | 東京都 | ドイツ中世史 |
野口武彥 | 神戸大學助教授 | 『江戸の歴史家』 | 東京都 | 近世儒學 | |
1981年 | 塩野七生 | 評論家・小説家 | 『海の都の物語』 | 東京都 | イタリア史 |
吉沢英成 | 甲南大學教授 | 『貨幣と象徴』 | 東京都 | 社會政治経済學 | |
1982年 | 清水廣一郎 | 広島大學教授 | 『中世イタリア商人の世界』 | 東京都 | イタリア史 |
中村良夫 | 東京工業大學教授 | 『風景學入門』 | 東京都 | 景観工學・國土史 | |
1983年 | 有泉貞夫 | 東京商船大學教授 | 『星亨』 | 山梨県 | 日本近代政治史 |
本城靖久 | 著述、翻訳業 | 『グランド・ツアー』 | 京都府 | 旅行評論 | |
増成隆士 | 筑波大學助教授 | 『思考の死角を視る』 | 東京都 | 美學・哲學 | |
1984年 | 菅野盾樹 | 大阪大學助教授 | 『我、ものに遭う』 | 東京都 | 記號學 人間學 形而上學 |
中沢新一 | 東京外國語大學助手 | 『チベットのモーツァルト』 | 山梨県 | 宗教學・人類學 | |
1985年 | 佐伯啓思 | 滋賀大學助教授 | 『隠された思考』 | 奈良県 | 社會経済學 社會思想史 |
武田佐知子 | 大阪外國語大學助教授 | 『古代國家の形成と衣服制』 | 東京都 | 日本古代史 服裝史 女性史 | |
二木謙一 | 國學院大學教授 | 『中世武家儀禮の研究』 | 東京都 | 日本中世史 (戦國史) | |
1986年 | 井上達夫 | 千葉大學助教授 | 『共生の作法』 | 大阪府 | 法哲學 |
今田高俊 | 東京工業大學助教授 | 『自己組織性』 | 兵庫県 | 社會學 | |
坂部恵 | 東京大學教授 | 『和辻哲郎』を中心として | 神奈川県 | 哲學 | |
1987年 | 延広真治 | 東京大學助教授 | 『落語はいかにして形成されたか』 | 徳島県 | 近世文學・落語 |
山內昌之 | 東京大學助教授 | 『スルタンガリエフの夢』 | 北海道 | 近代イスラム史 中央アジア史 國際関係史 | |
1988年 | 笠谷和比古 | 國文學研究資料館助手 | 『主君「押込」の構造』 | 兵庫県 | 日本近世史 |
1989年 | 安野眞幸 | 弘前大學教授 | 『バテレン追放令』 | 神奈川県 | 日本中世史 |
堀池信夫 | 筑波大學助教授 | 『漢魏思想史研究』 | 東京都 | 中國思想史 | |
鷲田清一 | 關西大學教授 | 『分散する理性』および 『モードの迷宮』 |
京都府 | 臨床哲學・倫理學 | |
1990年代 | |||||
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
1990年 | 石川九楊 | 書家 | 『書の終焉』 | 福井県 | 書道・書道史 |
西村清和 | 埼玉大學教授 | 『遊びの現象學』 | 京都府 | 美學 | |
1991年 | 坂本多加雄 | 學習院大學教授 | 『市場・道徳・秩序』 | 愛知県 | 日本政治思想史 |
山室恭子 | 神戸大學助教授 | 『中世のなかに生まれた近世』 | 東京都 | 日本近世史 | |
1992年 | 坂本一登 | 國學院大學教授 | 『伊藤博文と明治國家形成』 | 広島県 | 日本近代史 |
新村拓 | 神奈川県立茅ケ崎高校 定時制教諭 |
『老いと看取りの社會史』 を中心として |
靜岡県 | 醫療史 | |
1993年 | 佐々木力 | 東京大學教授 | 『近代學問理念の誕生』 | 宮城県 | 科學史・科學哲學 |
高山博 | 東京大學助教授 | 『中世地中海世界とシチリア王國』 | 福岡県 | 西洋史 | |
1994年 | 小杉泰 | 國際大學助教授 | 『現代中東とイスラーム政治』 | 北海道 | イスラム研究 |
園田英弘 | 國際日本文化研究センター教授 | 『西洋化の構造』 | 福岡県 | 日本社會史 比較社會學 | |
本村凌二 | 東京大學教授 | 『薄闇のローマ世界』 | 熊本県 | 古代ローマ社會史 | |
1995年 | 石川達夫 | 広島大學助教授 | 『マサリクとチェコの精神』 | 東京都 | スラヴ文化論 ロシア・チェコ文學 |
杉山正明 | 京都大學助教授 | 『クビライの挑戦』 | 靜岡県 | モンゴル史 中央ユーラシア史 | |
1996年 | 王柯 | 神戸大學助教授 | 『東トルキスタン共和國研究』 | 中國南陽 | 歴史學 |
坂本達哉 | 慶應義塾大學教授 | 『ヒュームの文明社會』 | 東京都 | イギリス社會思想 | |
1997年 | 広田照幸 | 東京大學助教授 | 『陸軍將校の教育社會史』 | 広島県 | 教育社會學 |
三谷博 | 東京大學教授 | 『明治維新とナショナリズム』 | 広島県 | 日本近代史 | |
1998年 | 豊永郁子 | 九州大學助教授 | 『サッチャリズムの世紀』 | 愛知県 | 比較政治學 |
山內進 | 一橋大學教授 | 『北の十字軍』を中心として | 北海道 | 法制史・法文化史 西洋中世法史 | |
1999年 | 東浩紀 | 日本學術振興會特別研究員 | 『存在論的、郵便的 -ジャック・デリダについて』 |
東京都 | ポストモダン 現代思想 |
下條信輔 | カリフォルニア工科大學教授 | 『〈意識〉とは何だろうか』 を中心として |
東京都 | 認知心理學 | |
2000年代 | |||||
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
2000年 | 新宮一成 | 京都大學教授 | 『夢分析』を中心として | 大阪府 | 精神醫學 |
酒井健 | 法政大學教授 | 『ゴシックとは何か』 | 東京都 | フランス文學 | |
金森修 | 東京水産大學教授 | 『サイエンス・ウォーズ』 | 北海道 | 科學哲學 | |
2001年 | 長尾伸一 | 名古屋大學助教授 | 『ニュートン主義とスコットランド啓蒙』 | 愛知県 | 経済史 |
菅野覚明 | 東京大學助教授 | 『神道の逆襲』 | 東京都 | 倫理學 | |
2002年 | 田中純 | 東京大學助教授 | 『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』 | 宮城県 | 思想史 |
2003年 | 六車由実 | 東北芸術工科大學 東北文化研究センター研究員 |
『神、人を喰う』 | 靜岡県 | 民俗學 |
R.D.エルドリッヂ | 大阪大學大學院助教授 | 『沖縄問題の起源』 | 米國 | 政治學 | |
2004年 | 平野聰 | 東京大學大學院 法學政治學研究科助教授 |
『清帝國とチベット問題 —多民族統合の成立と瓦解』 |
神奈川県 | アジア政治外交史 |
2005年 | 村井良太 | 駒澤大學専任講師 | 『政黨內閣制の成立』 | 香川県 | 日本政治外交史 |
関口すみ子 | 法政大學助教授 | 『御一新とジェンダー』 | 群馬県 | ジェンダー論 | |
苅谷剛彥 | 東京大學教授 | 『教育の世紀』 | 東京都 | 教育社會學 | |
2006年 | 中島秀人 | 東京工業大學助教授 | 『日本の科學/技術はどこへいくのか』 を中心として |
東京都 | 科學技術史 |
苅部直 | 東京大學教授 | 『丸山眞男—リベラリストの肖像』 を中心として |
東京都 | 日本政治思想史 | |
2007年 | 納富信留 | 慶應義塾大學文學部准教授 | 『ソフィストとは誰か?』 | 東京都 | 哲學 |
宇野重規 | 東京大學 社會科學研究所准教授 |
『トクヴィル 平等と不平等の理論家』 | 東京都 | 政治思想史 | |
2008年 | 松木武彥 | 岡山大學准教授 | 『列島創世記 -舊石器・縄文・彌生・古墳時代』 |
愛媛県 | 考古學 |
日暮吉延 | 鹿児島大學教授 | 『東京裁判』 | 東京都 | 日本政治外交史 | |
2009年 | 松森奈津子 | 靜岡県立大學 國際関係學部講師 |
『野蠻から秩序へ -インディアス問題とサラマンカ學派』 |
東京都 | 政治學 |
池內恵 | 東京大學 先端科學技術研究センター 准教授 |
『イスラーム世界の論じ方』 | 東京都 | アラブ研究 | |
2010年代 | |||||
年 | 受賞者 | 職業・肩書き | 受賞作 | 出身 | 専門分野 |
2010年 | 田中久美子 | 東京大學大學院 情報理工學系研究科准教授 |
『記號と再帰 -記號論の形式・プログラムの必然』 |
計算言語學 言語工學 | |
2011年 | 隠岐さや香 | 広島大學准教授 | 『科學アカデミーと『有用な科學』』 | 東京都 | 科學技術史 |
伊達聖伸 | 上智大學准教授 | 『ライシテ、道徳、宗教學』 | 宮城県 | 宗教學 | |
2012年 | 篠田英朗 | 広島大學准教授 | 『『國家主権』という思想』 | 神奈川県 | 國際関係論 |
高山裕二 | 早稲田大學助教 | 『トクヴィルの憂鬱』 | 岐阜県 | 政治思想史、宗教社會學 | |
2013年 | 工藤晶人 | 學習院女子大學准教授 | 『地中海帝國の片影-フランス領アルジェリアの19世紀』 | 歴史學 | |
將基面貴巳 | 奧塔哥大學准教授 | 『ヨーロッパ政治思想の誕生』 | 神奈川県 | 中世ヨーロッパ政治思想史 | |
2014年 | 福嶋亮大 | 京都造形藝術大學非常勤講師 日本學術振興會特別研究員 |
『復興文化論―日本的創造の系譜』 | 京都府 | 文芸批評 中國文學 |
本田晃子 | 北海道大學スラブ研究センター 共同研究員 |
『天體建築論―レオニドフとソ連邦の紙上建築時代』 | 岡山県 | 表象文化論 建築史 | |
2015年 | 奈良岡聰智 | 京都大學教授 | 『対華二十一ヵ條要求とは何だったのか―第一次世界大戦と日中対立の原點』 | 青森県 | 政治學、日本外交史 |
2016年 | 熊谷英人 | 明治學院大學専任講師 | 『フランス革命という鏡』 | 東京都 | 政治學史 |
高山大毅 | 駒澤大學講師 | 『「近世日本の「禮楽」と「修辭」』 | 千葉県 | 近世日本思想史 近世日本漢文學 |
參考資料
- ^ 夏目房之介. 『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』サントリー学芸賞!:夏目房之介の「で?」. ITmedia オルタナティブ・ブログ. 2006-11-09 [2011-10-21]. (原始內容存檔於2012-03-08).
- ^ 宮本大人. サントリー学芸賞はその歴史に大きな汚点を残した. はてなダイアリー. 2006-11-09 [2011-10-21]. (原始內容存檔於2012-02-27).